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{アイツ}を見た瞬間、身が危険を感じました。
他の三人も危険を感じていたようですぐに逃げることにしました。
全員が走り出した瞬間、{アイツ}が奇声を上げながら凄いスピードで走ってきました。
それを見た瞬間、{アイツ}が人間では無い事が分かりました。
玄関まで500m以上あり、しかも今は2階なので逃げ切れるか、分かりませんでした。
「キャーーーーーーーー」と言う悲鳴が上がりアイツに捕まったとすぐに分かりました。
悲鳴と同時にグシャという何かが潰れる音がなり、捕まる=死という方程式が出来上がりました。
やっとの思いで玄関に着き、出ようとした時さっきまで響いていた奇声が急に聞こえなくなりました。
何が起きたか確認するよりも早く出たかった私達は足を止めることなくすぐに廃校を出て、家に戻りました。
親に言ったら、「あの校舎はもう潰されて無い」と言われました。
しかし私達は、あの恐怖をまだ忘れられません。
もしかしたら私達は違う世界に行っていたかもしれません・・・
最初の声は恐怖で忘れてしまいましたが、最後の言葉に従い、二度と七不思議を深追いしないようにしたいと思います。
あの言葉「二度と来るなよ!!」
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