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気がつくと、やっぱり私は布団の中にいた。
夢......か。
分かっていたけど、それでも幸せだった。
ずっと心に溜まっていた澱を、綺麗に浄化できた気がした。
今、何時だろ......
ベッドのサイドテーブルに置いてあるはずの目覚まし時計を見るために左に躰を傾けながらゆっくりと目を開いた私は......
「っ!!!」
な、なんでここに溝端くんが!!!
私の隣で眠る溝端くんの姿に心臓が飛び跳ね、警鐘のように鼓動が速く打ち鳴らされる。
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