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え?え?
けけけけけけ結婚!?
溝端くんの向こう側にあるサイドテーブルが視界に入る。
そこにはウェディングドレスを着て、幸せそうにタキシードの溝端くんに寄り添って微笑む私の姿があった。
「なに?もしかして結婚の実感も沸いてないの?
......だったら、分からせてあげようか、可愛い奥さん?」
溝端くんの端正な顔が近づき、柔らかい唇が重なる。
ちょちょちょちょっと待って......
頭が、追いつかない......
夢の中にいたと思ってた私が起こした行動が、現実の世界を変えてしまったってこと、なの!?
教室の戸を開けたら、そこには......違う未来が待っていた。
《end》
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