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イヴ達が粉砕されると 異空間は元に戻るように消滅していった
ルーファス達はアレックの行いに目を丸して呆然と眺めていた
「予想を超えてましたわ」
事を終え疲れたようにアレックは
床に仰向けで転がった
ルーファスはアレックに手を貸した
アレックは
ニッと笑ってその手を借りた
------後日-------
事を終えた次の朝エリザベスはビルの入り口前でアレックと居た
アレックはツバサが生えイヴのままの姿だった
エリザベスが告げたその報告に
アレックは怒りをあらわにしていた
「どういう事だよ!!」
ルーファスとエリザベスの付添人はその騒ぎを背後で呆然と眺めていた
「ですから前日の騒ぎの件で
あなたがイヴだと言う事が国の方までバレましたの」
「..は!?」
「とても問題になりましてね...
つまりあなたを正式にエージェントにする事が出来なくなりましたわ」
「ふざけんな!」
「あなた以外の契約社員は全て正式採用致しましたわ
あなたわ不合格
まだ気持ちは揺らぎませんの?」
「当たり前だ!」
「では国の方に認めて貰えるまで
ずーっと仮契約のままで頑張り続けるしか無いですわね
その姿のままですわよ?」
「...!」
「本当によろしくて?」
「ああ」
アレックはそう答えると
火が灯った瞳でこう告げた
「エージェントに俺はなる!」
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