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話を聞いた後アレックは
一人近くで食べ物を買った後、本部へ戻ろうとしていた
本部ではルーファスや他の契約社員達がアレックの帰りを待っている
だが突然ルーファス達の周りは
真っ暗になり、部屋全体は暗い空間の中に飛ばされた
「停電...!?」
「いや、これは...」
ルーファス達が慌てていると
暗い空間の中
「クスクスクスクスクスクス」と
不気味な声がかすかに聞こえてくる
契約社員達は慌てつつ
あたりを見渡そうと廊下に出て
天井を見渡すとそこには赤ちゃんの顔をしたイヴがぶら下がっていた
「きゃぁあああああ!!!!」
ルーファスはその叫びを聞いて
確信するように契約社員の一人に銃を向けた
「やはりスパイが紛れていましたか
仲間を呼び寄せたのはあなたですね?」
契約社員のひとりにルーファスがそう告げると
その男はニヤリと笑った
その契約社員はツバサを生やし
つつまれた人の体を割ると
中からイヴの姿が正体を表した
「お見事でちゅが遅いでちゅよ?」
---バンバン
とルーファスは次々出現したイヴに銃撃を与えていくが
銃撃を受けても現れたイヴ達は御堂だにしない
「...緊急事態です!
早く避難なさい!」
クスクスと笑うイヴ達に
ルーファスは舌打ちする
--その頃アレックの元にも
引き寄せられたイヴが出現していた
「や...め...」
「おかしいでちゅネ
仲間の香りがらしたのでチュが、エージェントでちたか」
アレックはイヴに手で動きを拘束されており
締め付けられていた
「あっ」
「クスクス」と笑われつつギュウギュウと締め付けられていく
「め..ろ!」
アレックは恐怖の感情で封印されたイヴの力が
浮き出てきてしまう
「!?」
翼が生え爪も生えイヴの姿になったアレックは
突如無意識の内にイヴを爪で粉砕した
「...」
イヴの思念に意識を取られ
怪物のような顔つきになっていたアレックは意識を思い出したように
ふと取り戻す
「...ハァ...ハァ」
気づいた目の前には避難してきたルーファス達が居た
「イ、イヴ...!」
アレックの姿をみてルーファス達は目を丸くしていたが、一番動揺していたのはアレックだった
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