イヴ

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「ち、違う俺だ!」 アレックはそう言うが恐る周りの目に全否定された気持ちになる 「...」 ---バン! ルーファスはアレックを目掛けて銃を撃った 銃弾は外れ後ろの木々に当たる 「そのようですね 危険ですから下がっていなさい」 「ふざけんな! イヴと一緒にするな!正気か!」 「因子である事には間違いないでしょう?」 「なんだと...!」 すると突然後ろからイヴが現れる 「ち!」 「おやめになって」 「エリザベス様いつの間に...!」 「私はずっとここに居ましたわ。 彼は私がスカウトした身殺すなんて許しませんわ」 「なぜイヴなんかを」 「力は私が抑えました それより彼に活躍してもらう事を考えませんの? イヴの力を持つ彼ならイヴを倒せますわ」 「問題になる前に処分すべきです」 「聞け!」 突然発した大声にルーファスはビックリする アレックは話を続けた 「お前が俺を憎む気持ちは分かる ...俺も同じだから ...俺もイヴを恨む気持ちが良くわかるから...」 「...何の話でしょう?」 「だからこそ、そうだろ? 倒せるなら倒したい...」 「...ですから」 「あの日から俺はそう思えたから...」 ルーファスはその言葉に 何かに気づいたように沈黙する 「信じてくれないか」 アレックはそう言ってイヴを殲滅する ---ガチャ 「あ...」 他の契約社員達はアレックが一人出て行くのを確認すると 思わず声を漏らしてしまった ルーファスは何も言えず 引き止められなかった
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