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「うほ~~~♪イケメン兄ちゃんは言う事もキザだね~~~♪」
とちゃかされた。
「で、イケメン兄ちゃんも何か人生の先輩の俺様に質問あるか?」
と偉そうにカメのクラッシュは言った。
「はい。大切な人の心を軽くする方法は何ですか?」
さすがのカメのクラッシュも、突拍子もなく、漠然とした質問に困っている様だった。
「……………。まぁな。まぁ。チューでもしとけ!」
と言ったら、ナンヨウハギのドリーがカメのクラッシュのほっぺたにチューをした。
「おい!止めろドリー。」
と小芝居を繰り広げて、
「あはははは。」
と観客席が笑いに包まれてる頃。
(ちゅっ。)
私のほっぺたに狼歩さんが軽く触れた。
真っ赤になって、私はその後のショーの記憶が全くなくなってしまった。
そのまま、固まっている私を見て、クックックって声にならない笑いを堪える狼歩さんがいた。
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