第1章

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『うん‥うん…!おにーちゃんがたのしかったら、だいじょーぶ‥!』 「…っぁ、れ‥?」 その言葉の後には、もう姿は消えていた。 『ぼくも…いっぱいすきだよ!』 俺しか居ない教室に、こだまする、俺にしか聞こえない声。 「‥っはは…自分に言われっと‥なんかハズいな……」 こうして俺は自分を一つ受け入れて、また少し自分を好きになって再び歩きだすんだ。 ‥ナルシでもなんでも、別にいいんじゃねえの? 自分まで嫌ってたらキリが無ぇし。 あー、なんつーの? まぁ、一言で言うと… ――自分を愛せよ。 ~ fin ~
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