第1章

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 翌日の朝、いつものように私の邪魔ばかりする彼に、私は水色のお弁当箱を押し付けるように渡した。 「仕方ないから作ってきてあげた」  それだけ言って、教室を出る瞬間、横目でこっそり彼の顔を見る。       そこには、私の前では絶対に見せない、幸せそうに微笑む彼の姿。
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