第1章

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「うわぁぁぁぁー」 喉が裂けるんじゃないかと思うぐらい叫び声を上げた。 「はぁ、はぁ、死ぬかと思った」 でもこれで終わりなんだと安心していると ぶちぶち と嫌な音がした。 足に結んでいるロープが千切れかけている。 「待って、切れないで」 ボクの願いもむなしくロープは上下に分かれてしまった。 ドスン 大きな音と共にボクの人生は終わった。 筈だった。 なのに。
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