第1章

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『… ゆみは言った。 「だから何!? 私は自分が信じる道を行く。 たとえそれが、 間違っていたとしても。」 …』 ゆみはいつも正しい。 私はそう思う。 迷いなく己が信じる道を行く。 まっすぐで強くて、純粋な少女。 「うらやましい…」 私もゆみみたく素直だったら、 翔にちゃんと言えてたら、 なにか変わっていたのかな… 「なにがうらやましいの?」 「きゃっ!? …し、翔!?」 「よぉ!」 そこには、 屈託なく笑う翔がいた。
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