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クラスでクリアした者は半数に減っている。
果たして、見なくなったクラスメイトは生きているのだろうかという疑問が湧く。自主退学を申告しているのならいいのだが。
やはり、もう引き返した方が賢明かもしれない。
今日のミッションはいつも以上に嫌な予感がする。
だが、背後の戸はすでに閉ざされていた。
クリアするしかない。
俺は嘆息を漏らして真っ暗闇の階下を見つめる。
今日も絶対にクリアしてやる。
俺は階段をゆっくり一歩一歩踏みしめ地下へと向かっていった。
どこかで悲鳴が聞こえた気がしたが、前に進むしか道がない。
完……。
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