11人が本棚に入れています
本棚に追加
ある取材で、少年野球チームを記事に書いた。
私の理想とする、とても雰囲気のいいチームだった。
まるで少年に戻ったかのように、スラスラと記事が書けた。
胸に熱いものがこみ上げ、書きながら涙が沸いて来る感覚を覚えた。
私はうらやましい、と思ったのだ。
あとで聞いた話だが、そのチームの要である小学五年生の子がやめてしまったそうだ。
小さいながらもプロ野球選手と比較しても全く引けをとらない身のこなし。
監督は仏の顔で褒めちぎっていた。
最初のコメントを投稿しよう!