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新しい神の誕生によって、西暦が終わりをつげ、東暦になってから数百年後、
地球に新たな生物が誕生した。
その生物は食物連鎖の頂点に立っていた人間の上に瞬く間に君臨した。
その結果、人類は滅亡の危機を迎えてしまう。
地球全体で100億人を超えていたであろう人口は、たった数百年で推定3億人まで減少した。
その3億人のうちの1億人が、バイエルンと呼ばれる国で生き延びていた。
人類をここまで追い詰めた生物は、「悪魔」と呼ばれた。
その姿形が個々に違い、人間はおろか全ての生物を超越した筋力を持つ生物を人間は恐れてそう呼んだのだ。
そしてなにより、悪魔はどんなに肉体、身体を傷つけようとも死なないのだ。たとえ核兵器であろうとも、すぐに再生する。
悪魔にとって肉体とは器にしかすぎない。
そして、悪魔の本当の肉体は「魔力」で構成されている。
悪魔を殺すためには、悪魔の肉体を形成している魔力が含まれた攻撃をしなければならない。
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