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教室の戸を開けて......
いつもと変わらない日々。大人は会社に、僕達子どもは学校に。そんな日常に、飽きている自分がいる。
今日もそんな日々が続くと思っていた。
だけど、日常はもう綻び始めていたんだ。
「こ...これ、は?」
目が覚めた。最初に見えたのは緑、そして"紅"。それは奥から流れてくる事に気付いた僕は、顔を上げた。
「う...、嘘だ...ろ?」
そこにあったのは、ヒト"だった"もの。骨は折れ、肉は引きちぎれていた。目をそらそうとした。けど、出来なかった。
いきなり友人達の声が聞こえた。
これは全部
お前が殺ったんだ、と。
「嘘だ!!」
オマエガ...ナゼダ...コレヲゼンブ...
オマエガヤッタンダ
「うわぁぁぁぁぁぁ!!」
僕は走って屋上へ行き、柵を乗り越えた。そして死んだ。それでも許さないと知りながら......
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