第1章

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「大人になると、恋しくなるものって何かな?」 娘が寝静まったのを確認してから夫の横に座る。 「なんだろう......あなたは、なんだと思う??」 「そうだな…僕は学校、だと思うんだ。 みんなで話すのもいいし、授業を受けたことでさえ、今ではすごく恋しくなるんだ。」 とても懐かしそうな顔… 「じゃあ私!大人になったら専業主婦だけの学校を作りたいな、専業主婦って家の中だけじゃ、きっとつまらなくなる日が来ると思うんだよね!」 彼は楽しそうに肩を震わせ答えた。 「そうだね…それは楽しそうだ! それに女の人だけなら浮気の心配もないしね??」 暖炉の火がパチパチと音をたてた。
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