第1章

14/30
前へ
/30ページ
次へ
辰次はしばらくしてから静かに話し始めた!! ママのお店で初めて瞳を見た時何か感じるものが有り其から瞳の事が気になり出したとの事だ!! 私の時と何処か似ていると思ったが… その時ママが私達の席に座り義理の弟に向かい、そう言う訳だから貴方も瞳ちゃんの事は男らしく諦めなさいと諭してくれた!! 其れを聞いた辰次は… 肩を落として項垂れながら、姉貴分かったよと一言呟いた!! 辰次はこの義理のママには弱い用でその素直な態度がとてもあの悪名高い安藤組の幹部とは思えないと私は思ったが口には出さないでいた!! 暫くママを加えた私達は世間話で過ごしたが、私は前々から気になっていた安藤組の事を辰次に聞いてみる事にした!! 辰次が安藤組に入る切っ掛けは…若い頃毎日喧嘩に明け暮れていた時に安藤組の幹部に命を助けられたとの事だ!! 良く良く話を聞くと何とその幹部とは… 私の無二の親友であり竹馬の友で有ったヒロシで有った!? 私は人の出逢いとは不思議な事だと思わずには居られなかったが?ヒロシとは…年も同じで家も隣で有ったので幼い頃から兄弟の用で仲良しと同時に親友で有ったが… 大学時代にヒロシが恋をしたが?その相手が悪い女でヒロシはただ遊ばれただけで捨てられた事が切っ掛けで悪の道に入った用に聞いていた! その頃の出来事らしい!! その幹部とは…時期組長候補の人物でヒロシはその幹部の舎弟に成り大分可愛がられた用だ!! その幹部が対抗相手のヤクザに射殺されてしまい辰次は組を辞める事を考えた用だがずるずるする間に組を辞める切っ掛けを逃した用だ!! 今では安藤組の大幹部迄に成った辰次で有るが? 最近では…安藤組の中で揉め事が多く辰次は嫌気が差している用でママのお店で良く深酒をする日が続いているとママが私達に話してくれた!! 続く…
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加