第1章
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きゅっと、頬を手を放してから軽くつままれる。 B「・・・また、来年になったら逢える」 諭すように、噛んで含めるように言われるけど。 漠然とした夕闇がはじまりそうな、刹那の明るい空を見上げる。 B「また、来年、な?」 さあ、と列車がゆっくりと停止したのを確認してから彼が扉を手動で開いてくれた。 B「ゆっくり、オヤスミ」
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