第1章

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滑り台の上から去って行くろくろ首の頭に手を振った。 教室に戻ろうと戸を開けたが、ふと振り返ると、先程までの事が無かったかのようにいつもの風景になっていた。 「私達が見たことは誰も信じてくれないね」 由美が言った。 「ひょっとしたら夢だったのかも知れないよ」 「そうだね。3人で同じ怖い夢を見たと言うことにしよう」 飛鳥と舞はあまりにも恐ろしい体験をしてしまったので、夢を見たことにしようと思っているようだ。
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