第1章

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「私は今、友達を探しているの。誰か見かけなかった?」 由美はろくろ首に聞いた。すると、ろくろ首が後ろの方を指して言った。 「あの子達が…そうかな?」 火の玉が照らしてくれた。確かに飛鳥と舞だった。 「飛鳥‼ 舞‼ しっかりしてよ」 由美は2人を揺すった。 「「う…ん」」 2人は目を覚ました。 「あれっ、私何でこんな所にいるんだろ…」 舞が目を擦りながら言った。 「確かトイレに行った後、教室に戻ろうとしたら戸が開かなくて…。後ろを向くと長い滑り台があったので2人で覗いていたら…後ろから誰かにドスンと押されて、滑り台を滑ってここに来たの」 飛鳥が話す。 「ねえ、由美。私達、ゆ…幽霊を…見たのよ」 「本当なのよ」 2人は由美の手を握って言った。 「うん、2人の言葉を信じるよ。…だって、実際にこの周りに…たくさんいるもの」 由美の後ろに隠れていた幽霊達がフワリフワリと出て来た。次の瞬間‼ ギャー \(>_<)/ で…出た~ 2人は絶叫し、またしても気を失ってしまった。
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