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「私は今、友達を探しているの。誰か見かけなかった?」
由美はろくろ首に聞いた。すると、ろくろ首が後ろの方を指して言った。
「あの子達が…そうかな?」
火の玉が照らしてくれた。確かに飛鳥と舞だった。
「飛鳥‼ 舞‼
しっかりしてよ」
由美は2人を揺すった。
「「う…ん」」
2人は目を覚ました。
「あれっ、私何でこんな所にいるんだろ…」
舞が目を擦りながら言った。
「確かトイレに行った後、教室に戻ろうとしたら戸が開かなくて…。後ろを向くと長い滑り台があったので2人で覗いていたら…後ろから誰かにドスンと押されて、滑り台を滑ってここに来たの」
飛鳥が話す。
「ねえ、由美。私達、ゆ…幽霊を…見たのよ」
「本当なのよ」
2人は由美の手を握って言った。
「うん、2人の言葉を信じるよ。…だって、実際にこの周りに…たくさんいるもの」
由美の後ろに隠れていた幽霊達がフワリフワリと出て来た。次の瞬間‼
ギャー \(>_<)/
で…出た~
2人は絶叫し、またしても気を失ってしまった。
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