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艶っぽい声で耳元で囁かれ、とうとう私の心はパンクしそうになった。
初恋だと言われたり、人生で好きなのは私だけと言われたり。
手を握られ、抱きしめられ、その挙句キスをしよう、だなんて。
目まぐるしい展開にもうついていけそうにない。
「……黙っていると、本当にしちゃうよ」
少しずつ駿河の顔が近づいてきて、思わず私は瞳を閉じた。
ほどなくして、唇に柔らかい感触を感じた。
ほんの一瞬の出来事だったけど、その一瞬はとっても甘くて、身体中がしびれるみたいだった。
ゆっくりと目を開けると、そこにはちょっとだけ頬を赤らめた駿河の顔があった。
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