第6話 初恋

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駿河は私の姿を確認すると、静かに本を閉じた。 「君を……待ってた」 「わ、私を?何で……」 「もし、時間があるなら……今から散歩しない?」 「散歩?うん、大丈夫だよ」 どうしよう。胸の鼓動がどんどん速くなっていく。 もう付き合っていないのに、私たちは何の関係でもないのに。 どうして駿河は、私を待っていたの? そして……散歩って、いったいどこに行くつもりなのだろう。 駿河はいつものように、特に何も話さずに歩いていく。 私は駿河の後をついていくように歩いて、彼の様子を伺う。
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