第6話 初恋

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「ねぇ、どこに行くの?」 「……秘密。でも僕たちの家から近いところ」 「私たちの家から近いところ?公園とか?」 「……その近くにある、ところ」 駿河の家を通りすぎ、ある十字路のところで左折すると公園が見えた。 この公園では昔友達とかけっこしたり、砂遊びをしたりして遊んだりしていた。 中学校に上がってからはあまり行かなくなったから、とても懐かしく思える。 その公園から歩いて数分のところには、私たちにとってもっと懐かしい施設があった。
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