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「最終的には私がキレて、木から降りたあんたを追いかけまわすようになったよね」
「……うん」
過去のこと思い出したためか、駿河の顔色はやや青白くなっていた。
そうだ。この場所は、私だけじゃなく彼にとっても嫌な思い出のある場所なんだ。
――でも、どうして、わざわざそんな場所に来たのだろうか。
「……幼稚園の時、どうして僕が君にちょっかいをかけていたと思う?」
誰もいない幼稚園を真っ直ぐに眺めながら、駿河は私に問いかける。
「え、えーっと、私のことが気に食わなかったからじゃない?」
「……違う、その逆だよ」
「……えっ?」
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