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譲は俺のダメなスイッチを押したことも知らずに、スヤスヤと寝ている。
「うー……ン」
そっと首筋にキスをしても起きる気配はなくて、気持ち良いのか少し微笑んでいた。
寝込みを襲おう。
そう決めて、本格的に肌を味わっても譲はたまにくすぐったいのか、腰を捻って少し逃げようとする。
前を肌蹴させて、起きないか心配しながら乳首にキスを軽くすると甘ったるい声が上がった。
いつもよりも柔らかく可愛い声は寝ぼけていて、高くなると少し掠れている。
少し濃く舌で愛撫しても起きない。
どこまでしたら起きるだろう。
きっと起きたら「何してるんですか!」って怒るよね。でも怒られるのも楽しいから全然問題ない。
「あぁ……雄大……ぃ」
譲がいつも堪らないって声をあげる時と同じように、そっと気を付けながら乳首に歯を当てると、自然と脚を開いて俺を迎えてくれた。
「ん、ン……気、もち、イイ……」
これは……楽しい。
起きているのかな、と顔を覗き込んだけど、一応瞼は閉じていた。
寝込みを襲うって楽しいな。
起きている時も楽しいけど、寝ながら腰をよがらせている姿はなんだか甘えられているみたいで、とてつもなく可愛い。
激しい愛撫をすると起きちゃうから、ふんわりと舌でなぞるだけにする。
それがまた夢の中にいる譲には堪らないのか、無意識に俺の名前を何度も呼んでいた。
「もっとして……雄大……気持ちイイ、よ……」
言われなくてももっとします。
そして言われるままに下着を下ろしてそこに口付けると、カクンと腰が揺れた。
「ああっ! え? えぇ?! は?」
あ……起きちゃった。
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