第4章 あたたかい日々

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蓮くんははぁーっと長い息を吐いて、落ち着いたようだけど、私はまだ身体が疼いて、モジモジと動いてしまう。 「湯船につかろ?」 ……お、おあすげ? 私たちは狭い湯船に密着するように入った。 「桜香ちゃん、敏感すぎ」 蓮くんはふふっと笑って言った。 「えっ?! やだ」 「かわいいってこと」 「それは……!」 蓮くんだから、どんなことにも敏感になってしまうんだ、という言葉は恥ずかしくて飲み込んだ。
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