第1章

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彼の口から紡ぎだされる言葉を、私は聞きたくない。 本を閉じ、耳をふさいだ。 ……だってこの本は、私の日記帳なのだから。 この続きは、誰も知るはずが無い。 それなのに彼の口は動き続ける。 「そしてその子は次に――
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