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「だからって清祥学園にすること無いでしょ。合格したところだって通えるし」
「でも、あそこは寮がないじゃないの。お母さんがいないんだから寮に入るのは当然でしょう」
え、何?私これから寮生活なのか!?家事ぐらい自分でできるのに。
「あ、それとね。明日から清祥学園の寮だから遅刻しないようにしてね」
「明日!?何でそんなに急なの?まだ入学式まで時間あるでしょ」
「だって~、明日から海外だもん」
「明日から!?」
「そうよ。明日はお母さんも朝早いんだからもう寝ないと」
「ちょっと待ってよ!」
「じゃあ、おやすみ」
バタンとドアが閉められてリビングには私だけになってしまった。
はぁ、まだ話は終わってないのに~。それに、明日からってホント急すぎでしょ。
お母さんはもう寝ちゃったし清祥学園に行くしかないよね……。はぁ、私も明日は早いらしいから寝よっと。
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