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第1話 魔法使い chapter 1
街に 出掛けた次の日。
外は、昨日とは違って
雲ひとつない、晴天だった。
朝早くから
母は、手早く料理を作り
少女と兄は、母から事前に
言われた道具を広場へと
運ぶ。
道具といっても、
兄は、絵札とサイコロ
少女は、画用紙と箱を運ぶだけなので
そんなに、大変なことではない。
広場は、屋敷から
真っ直ぐ伸びた坂を下るだけで
10分も
かからない距離である。
道具を広場に
セットして
兄妹は、一旦
家に戻る。
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