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そんな兄の無茶苦茶な理論で、私はアパートに置かせてもらえることになった。
兄からきいていたこと。
関さんは人と話すのが大嫌いで、そっけないということ。
あまり関わらないでいいということ。
あまり関わるなって、一緒に住むのに難しい話だなぁ。
でも、バイト先がここが近いし、わざわざ早起きして長い片道を通いたくないからなぁ。
兄の友達。
それだけの人だ。
「はじめまして。浩二の妹の美波です」
「関侑斗」
軽い自己紹介をしたあと、私の部屋の提示などをしてもらう。
リビング以外の個室は1室なので、兄と関さんはそこをカーテンで分けて使っていたらしい。
私は兄の使っていた陣地を使うことになった。
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