フィーリングカップル5VS5

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奏さんが怒ってる。 わたしをすごく心配してるのがわかった。 なぜか視界が不意に歪んだ。 奏さんの傍は安心できる。奏さんが来てくれた。傍にいるだけでそれだけでこんなにもホッとする。 奏さんの指先がわたしの目尻に触れると涙がコロリと零れた。 「……り、お」 奏さんの瞳がせつなげに揺れ、そのシャツに思わずしがみついた。 奏さんの腕は温かい。 わたしが困った時に差し伸べてくれる腕が優しい。 奏さんのシャツを握る手に力が入り奏さんが身動ぎした。 「……俺はおまえの…保護者だからな」
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