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「学園祭なら外部の人間も入ってくるだろ。おまえは龍神会の連中に狙われてるし危険だ。俺が護衛する」
「そんな、学校の送り迎えだけで十分だよ。それに奏さんの仕事をキャンセルしたら」
「そんなことは気にしなくていい」
やっぱり不機嫌な奏さん。
ひとこと護衛すると告げると目を瞑ってしまった。
「あ、仁さん」
「学園祭でキスするんだって?」
テラスに顔を出して奏さんの隣に座った仁さんがわたしを見るとニヤッと笑った。
「まだキスするって決まったわけじゃないよ」
「だけどそのゲームでカップルになったらキスするんだろ?おまけにメイド服着るんだって?楽しみだな。俺も行く。面白そうだし俺もゲームに出るかな」
「仁さんが?」
仁さんが西高祭に?
「もしあんたとカップルになったらキスできるわけだよな」
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