フィーリングカップル5VS5

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わたしとカップルになったら? 「もしも、そのゲームでカップルになったらって話しだけどな。俺よりもいい男がそのゲームに出たなら別だけど」 自信ありげにニヤッっと笑う仁さんは目を瞑ってる奏さんを見た。 「……仁、おまえ、うるさい」 「奏も出るか?」 「誰がそんなガキの遊びに出るかよ、くだらねえ」 「寝たふりしやがって話を聞いてたんじゃねえか。だったら話は早いよな。奏も出ねえか?面白そうだし」 「ふん、やだね」 奏さんは不機嫌オーラが全身に滲んで目を閉じたまま。 「じゃあ、俺だけ参加ってことで」 「わかった、…じゃ参加申し込みしておくね」 仁さんが参加かあ。 「それならばわたしの参加もよろしくお願いします」 「え?榊さんも?」 「意外ですか?」 意外…… 榊さんが高校生のゲームに参加するなんて思いもしなかった。 「他の男に盗られたら黙ってはいられないでしょうね」
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