フィーリングカップル5VS5

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「ペンちゃん、頑張ってね、うまくいくといいね」 「ありがと、頑張るよ。それから、樹おまえもな」 樹とペンちゃんは顔を見合わせて意味ありげに笑ってた。 「りお」 「あ、奏さん!榊さん、仁さんも」 声に振り向くと榊さんと仁さんがニコニコしてて、その後ろではこの間から機嫌の悪い奏さんが立っていた。 その更に後ろには奏さんや榊さんたちに頬を染めてるクラスの友達がドアの陰から覗いてた。 「わぁ~、カッコいい。あの3人」 「わたし、真ん中のクールな感じの人がいいな」 「わたしは右の優しげな人がいい」 黄色い声と視線を無視して奏さんが歩いてきて目の前に立つとわたし顔に手を伸ばした。 「口にクリームついてるぞ」 「あ、ありがと」 くちびるに指が触れて、そのまま奏さんの口に。 「キャアァ」イヤァ 柱の陰からみんなが悲鳴を上げた。 わかってたことだけど、奏さんたちってすごい目立ってた。
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