第1章

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教室の戸を開けたら、 そこには… いつもと同じ風景。 何も変わらないけど、 ちょっと違和感。 なんだっけ…何かが違うような… 「おはよー! 沙羅。 今日病院の日じゃなかったっけ?」 「うん、 午後からなんだ」 一番の親友、 愛実(マナミ)に返事をして廊下側の一番後ろの席に着いた。 ふぅっと息を吐いて、 教室に来るまでの階段で上がった鼓動を落ち着ける。 なんでうちのクラス4階なんだろ。
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