第1章

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あっ、 こっち見た。 アタシのテレパシーが通じたみたい。?やばい、 顔もすごい綺麗なんですけど。 一瞬だけどこっち見て笑いかけてきた気がする。 恥ずかしくなって、 慌てて下を向いて目を逸らした。 やっぱり知らないや。 転校生かな? 先週体調悪くて仕方無く休んだ日に来たのかも。 今日まで気づかないなんて、 アタシ馬鹿。 あとで愛実に聞いてみよ。 授業が終わって、 すぐ愛実のとこへ行って聞いてみる。 「沙羅、 あんた大丈夫? 入学式からいたじゃん! すごいイケメンがいるってみんな騒いでたんだよ?」 「そっ、 そうだよね!! ところでさ、 名前なんだっけ?」 「名前忘れたのっ?ほんとに大丈夫?! 凜(リン)君だよっ」 「そっか、 凜君ねっ。 ははっ、 ど忘れしちゃったみたい」 ありがとーっとお礼を言って席に戻った。
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