第1章

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一階分の階段だけど、 今のアタシにはキツイや。 何回か休憩しながら屋上にたどり着いた。 はぁ、 いい天気だなぁ。 風が気持ちいい。 子供の頃から心臓が弱くて、 入退院を繰り返してた。 でも最近、 また悪化したみたいで薬も強いのに変わった。 アタシわかってるんだ。 自分の身体だもん。 だからつらくても毎日学校に来てる。 「みんなともっと一緒にいたかったなぁ」 「大丈夫、 僕が助けてあげる」
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