第1章

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普通ならおかしな話だけど、 今なら信じられる気がする。 だって、 アタシが助けた猫と同じ毛色してるから。 「あの時はありがとう。 今度は僕がキミを助ける」 そう言うと、 凜君はアタシの目の前まで来て顔を近づけた。 そのままそっと触れるか触れないかわからないぐらいの口付けをした。 「キミの悪いとこ、 僕が全部持っていくから。 幸せになって」 優しく微笑み頬を撫でた。 なんだかすごく心地好くて目を瞑った。
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