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「俺はお前がいい言った」
「それはどういう意味ですか?」
「多分、好きだ」
はぁ?
多分ってなんだよ
そんな曖昧な気持ちで迫られる事の辛さをこいつは知らないんだ
「多分って馬鹿にしてるんですか?
人に気持ちを伝えるのに多分って言葉は侮辱にもなりますよ
今日は失礼します」
「リンネっ!」
俺を呼ぶ声も無視し会長の目の前で転移で帰った
城の人には申し訳ないが結界はもう1回貼ってくれ
自室に戻り、念話で終わったことを母に伝える
服を脱ぎ捨てパンツ1丁でも気にせず布団に入りさっきのことを考える
多分好き?
それってどういうこと
like?love?
多分って何?
もう分からないことだらけだ
会長は前まで嫌ってたはずだ
じゃあなんだ嫌がらせか?俺の反応見て嘲笑ってんのか?
考えれば考えるほどイラついてくる
寝ようと思っても会長の言葉が頭から離れない
あぁ!!!
俺にどうしろって言うんだ
仕方ないから魔法で無理やり睡眠状態に入り
苛立つ気持ちも不安な気持ちも、少し嬉しかった気持ちも全て奥にしまい込んでいく
おれどうすればいいんだろ
誰か教えて
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