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いろいろ考えたけど何も思いつかないし夏休みに入ったばかりだしと思い
そういえばこのまえ会長に魔法を解かれたのを思い出し
もう一度訓練しなおそうと思いギルドへ来ていた
高二ならば大体がギルドに入っているが俺は魔力がないから入れないってことで入ってないことになってる
だから依頼はいつも父にもらってやっているのだ
「じゃあ今日は東の森でドラゴン2体の討伐と南の遺跡でムー石を取ってきてくれ」
「わかった。あと父さんお願いあるんだけどこれ作ってくれない?」
父に1枚の紙を渡すと、まじまじと紙を見て目を輝かせている
普段はめんどくさがりで母さんとかにやらせてるけど、興味さえわけば周りにやめろと言われるまでやり続けるような人だ
まぁいいものを期待できるだろう
おそらく研究所という名の父専用工房に向かった父を見届け俺も東の森に転移した
ちなみに今の服装もクロネスタイルだ
ー東の森
ここは、あまり人が寄り付かない
理由はここの森だけ異様に魔物のランクが高いからだ
だからはいれるのはギルドランクS以上になっている
ギルドランクっていうのはギルドの階級みたいなもので
F~SSまである
父はギルドマスターということでXという特例ランクを持っている
俺は父が引退したらもらう予定だ
まだまだ先だろうな
で、今回の依頼のドラゴンはこの森の中間よりちょっと奥にいる
この森は深くなればなるほど魔物が強くなる
だからドラゴンより強いのがまだまだいるということだ
最低限の戦闘で済ますため、周りの気配を気にしながら慎重にいく
それでも走る、身体強化はせず体力を付けるため、今日は魔法なしで行けたらベスト
なんて考えてるうちにあっという間に中間地点に来たがドラゴンの気配がしない
もう少し奥に進むがそれでも鳴き声すら聞こえない
おかしい
いつもなら縄張りやらなんやらで争ってるはずなのに・・・
予定を変更し森の最深部まで走っていく
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