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「私も、どうしても伝えたくてここまで来たんです。私、佐伯主任のことが…大好き。誰よりも…好きです。なつみんに嫉妬して、避けたりしてごめんなさい……。それで、あの、主任に聞きたいことが…」
「後で聞くから、今はもう黙って……」
主任が『黙って』の言葉を言い終わらないうちに触れた唇。
その性急なキスに身も心も翻弄されていく……。
想いを言葉にして確かめ合った直後だからか、今までのキスとは比べ物にならないくらい、心が震えた。
愛しさが止まらない…。
まだまだ経験不足で主任とのキスしか知らない私は、されるがままで……。
時々、息が苦しくなってもがくように主任のシャツを掴むと、少しだけ唇を離したりずらしたりしてくれるんだけど…。
キスの最中で上手く息継ぎなんて、出来るわけがない。
頭がクラクラするのは、キスの熱で頭が沸いてるのか、息ができず酸欠なのか……。
意識が飛びそう…。
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