lesson 2

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「…………………。」 気を取り直して問題に集中する俺に、刺さってくる冷たい視線。 あ、そーだ。先生いたんだった。 ぱっと顔を上げると、何故か先生は無表情で俺を見ていた。 「…………?先生?どーしたんすか?」 「…………お前と藤間って、そんなに仲良かったっけ。」 いつもと違う表情。低い声。 先生って、こんな態度だったっけ? 「銀次とすか?まあ、小学生からの付き合いなんで………、あんなもんじゃないすか?」 「……………………へぇ。」 「……………………?」 先生は、それからあまり話さなかった。 静かな環境で、スムーズにプリントは出来たけども、雰囲気がまずかった。なんか、冷たい空気が漂ってるような。 何が一体、先生をそんな雰囲気にしたのか分かんないけど、こんな補習は気まずくて嫌だ。 これからも、こんなんだったらどうしよう…………。 俺がそう問うたら、きっと先生は「じゃあ、赤点取らなきゃいい話だ。」って謂うだろうけど、今日の先生に聞いてみる気にはなれなかった………。
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