深夜0時の３- B教室

3階には教室が、3つある。

そのどこかは分からないが、３階の教室に人がいる。

こんな時間に誰かがいることに驚きだった。いったい誰なのだろう？

僕と同じ理由で、学校にいるのだろうか。

ぎいと、床のタイルの上を引き摺る音が聞こえた。

音がしたのは、真ん中の『３－B』クラスの教室だ。

そこにいる人に、僕の探し物を見かけたかを尋ねてもいいかもしれない。探すのに協力してくれたら、凄く助かる。

戸を開けたら、そこには、僕がこの教室へとやって来ることを、知ってたかのように、探していたそれが、出迎えてくれた。