第5章
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大学内に入るとジロジロ見られていて、気持ちも悪い。 『あの子って・・・』 ヒソヒソ噂される。 「あやめ、あやめ、あの車って誰?」 友達だった人達が訊いて来る。 なんて言えばいい? いいようがなくて・・・ 「ごめん、今、急いでて・・・」 慌てて学内の教室に向かった。 はぁはぁ・・・走ったおかげで、息が苦しい。
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