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だが、入ってこねー。
仕方なく迎えに行くと、泣きそうな顔。
「役に立つ、立たないはかんけーねー」
抱きかかえると『下ろして』と言うが席に戻り抱いたまま座る。
「ほら、飲め」
吐いた筈だから、用意されているお水を飲ませる。
『あの、若が・・・』と回りは言うが気にしねー。
ますます、顔色が悪くなったあやめが急に『お腹が痛い』と痛がり。
慌てて専属の医者を呼んだ。
すぐに来た医者が『切迫流産の可能性がある』と・・・。
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