第10章

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だが、入ってこねー。 仕方なく迎えに行くと、泣きそうな顔。 「役に立つ、立たないはかんけーねー」 抱きかかえると『下ろして』と言うが席に戻り抱いたまま座る。 「ほら、飲め」 吐いた筈だから、用意されているお水を飲ませる。 『あの、若が・・・』と回りは言うが気にしねー。 ますます、顔色が悪くなったあやめが急に『お腹が痛い』と痛がり。 慌てて専属の医者を呼んだ。 すぐに来た医者が『切迫流産の可能性がある』と・・・。
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