第10章

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「ん?」 「いくらあいつが死んだからといって、なずなをホステスにするとはなぁ・・・」 ・・・そう、昔なずなは死のうとした。 生んだ娘と。 だからあいつに借金返済と言って、ホステスにさせて働かせてきた。 ずっと返済の金額で預かってきた金は娘名義にして貯めてきた。 「なずなは、運ばれてきた時言ったんだ。 あやめに幸せになって欲しいとな・・・最後の言葉だった。 龍の愛はほんものだな。」 しばらくすると、慌てた様子で北見組の若頭がやって来た。
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