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親父は、二人で話し合えと。
離れに戻ってきたが、あやめは、俯いたままで。
「どうして、言ってくれなかった?
責めてるんではないが、言って欲しかった」
「ごめんなさい。でも、いずれ離れるなら、好きな人の子供が欲しくて」
「あぁ。気がついてなかったのか?紅い印の意味を」
「えっ、意味?」
はぁっとため息をついた。
「俺のモノって。告白の日からつけてたから、わかってると思っていたが。」
「俺のモノ?」
言いながら真っ赤にさせた。
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