第14章

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「あやめちゃん、疲れてない?」 「はい。お母さん」 長時間だからお母さんが気にかけて私達の席に来てくれた。 今では龍さんは、席を離れお客様の下を回っている。 私は妊婦だからいいって、皆様が席に来てくれている。 どこの姐さんも娘さんが居る人は『娘の縁談にしたかったけど、残念だわ。この組に一番近い人では勝てないわね。悔しいけど・・・幸せになってね』って言葉が多かった。 息子さんしか居ない姐さんは『丈夫な赤ちゃんを産んでね』って・・・。 結局、男達は夜の間も飲むらしく姐さん達は夕方それぞれ帰っていったので、私も着替えた。 お母さんにお風呂に入りなさいって、言われて初めて一緒に入った。
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