第14章

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「はい、ありがとうございます」 龍さんに会いたいな。 しばらくすると、組員さんが呼びに来て、お母さんと向かう。 広間にはたくさんの招待客。 上座には龍さんが座っている。 お父さんは下座に座り、微笑んだ。 ゆっくり、ゆっくりと前に進む。 来て下さった組の関係者に頭を下げながら・・・。 「似合うな・・・あやめ」 龍さんは言ってくれた。それだけで十分。
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