第六章
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ある朝、目が覚めると、私はなぜだか知らないけど、列車に乗っていた。手に本を片手に持って。周りはみんな、知らない人ばかりだったけど、誰一人として立たずに、そこに座っていた。 私は今いる場所を知りたくて、人に尋ねた。 「あの、すいません。ここ、何処ですか?」 私が質問したにも関わらず、誰一人として、答えようとする者はいなかった。 困ったな、どうしよう。
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